世田谷某所からYU.とともに
愛車オプティクラシックで荒川土手を目指した8月12日。

カーステレオは小林亜星のアニメソングCD(YU.セレクト)。
サリーちゃんのティンパニがカッコ良過ぎる件についてひとしきり盛り上がる。
環七を北上すればするほど怪しくなる雲行きについては、互いに触れない様にして………。


車を走らせる事一時間強、
見慣れた荒川土手沿いの道にさしかかった頃、行く手を阻む突然のイカヅチ!

そして豪雨!!!(マジっすか!!!!!)


主催者二人の胸中に払拭できない落胆の影が襲う。
視界を遮る集中豪雨が軽自動車を打擲し、5メートル前方すら不確かなまま
それでも私達は聖地荒川を目指した。


私達が目的地の一歩手前で逡巡しているその時、
武蔵野のジャックナイフから、行くべきか、とどまるべきかの沙汰を求める電話が鳴った。

YU.はこう云った。

「今日はフォークフェスはやらない。冒険をするんだ」と…。


  【冒険】 危険をおかすこと。成功の確かでないことをあえてすること。


電子辞書を引くとそう書いてある。
確かに冒険だった。しかし何が何でもやり遂げよう!

既に迷いはなかった。


私達の決断を後押しするかの様に、堀切駅に着く頃には雨足もやや弱まってきた。

「これならダイジョブじゃね?」

そんな希望的観測をもとに、
昨年と同じ場所、そうあの釣り小屋が目印のグラスステージにて準備を始めた。



マスくん、それから特別ゲストのオーノキヨフミくんも登場。
着々と準備を進める。
台風でフェス自体の開催も危ぶまれる中、お客さんもチラホラと現れ、
私達の無謀ともとれる決断がいよいよ英断に変わろうかというまさにその時、




またしても雨が!!!!!!





いよいよ足を運んでくれたお客さんまで手伝わせ(笑)、
一同、やや雨風をしのげる所まで非難という名の移動。


紆余曲折、悲喜こもごも、ありつつも、ARAKAWA FOLK FES.2006開幕!!!




トップバッターのオーノくんを見守る出演者4人の背中が、なにやら戦隊モノの様です。




オーノくんと、彼を紹介するYU.。




武蔵野のジャックナイフ、町田くん。


我らがYU.!!!
YU.のステージが始まる頃には雨もすっかりやみ、ほんのり夕暮れモード。

そして、フェスはまだまだこれからだぜ、といわんばかりに、
雨風をなんとなく避けた、サウンドオブフォレストを後にし、
みんなでグラスステージを目指して大移動!!!


ギターを弾いて唄いながらみんなを引き連れてゆくYU.の姿はまるで
童話ハーメルンの笛吹きみたいでした(笑)。



第二部となった、グラスステージでのトップバッターは五月でした〜。

雨上がりの清涼極まりないグラスステージの夕景をバックに唄えるなんて、
シンガー冥利に尽きます(笑)。


マスくんが唄い出す頃には、ちょうど夕焼けと夜のグラデーションがキレイでした。


そして夜もだいぶふける頃までフェスは続き、
恒例の「贈る言葉」の大合唱&花火で終了!!

台風の中、最高時で100人を越すかという人が集まってくれて、
無事、第二回となるARAKAWA FOLK FES.2006は終了しました。

心から、一人一人に御礼を云いたいです。
来年もまた会いましょう!
てゆうかその前に今月淀川で会いましょう!!




北千住の某所でガッツリ打ち上がっているご様子(笑)。

観に来てくれたみなさん、
スタッフの青山さん&あきちょん、
写真を提供してくれた尾崎氏(au by.KDDI)、

ありがとうございます!




五月

ここ2年ほど東京は足立区にじゃーっと流れる荒川土手にてフォークイベントを開催しております。きっかけはどうってことなく、自分でも何か新しくて楽しいことができるんじゃないか?ってことだけでした。音もシステムもしっかりしたライブハウスでの活動はもちろん最高に楽しいし、大好きだけど…一回自分達だけの力で、何も用意されてない場所で一から全部を作り上げるイベントってのをしてみたいと思ったからであります。

要は、青春ごっこの延長戦みたいなことがしたかったんです。でも、只今青春真っ只中の方たちの中にはそういう青春ごっこの経験すらなかったりするのかなー?なんて。そーいうのだって音楽で伝わるんじゃないか?なんて。そして、今現在たまたまそういうことを積極的にしているひとをあまり知らなかった。自分の話をすれば、影響を受けたものってそういうのが多い。

ということで、じゃー失敗覚悟でいっちょやってみましょう!そんな気分で土手でのフォークイベントをスタートさせました。結果的にはどれもが思い出に残るシーンの連発で…本当に何度もこころが震えた。お客さんも含めてみんなでつくるイベント。
歌がない瞬間ですらコール&レスポンス。

これはすっごく楽しいから…できれば関西でもできねーかなー?というのがここまでの過程であります。

もちろんどうなるかなんて分からない。でも一個一個のトラブルを回避するのだって共有したいイベントなんすよ。
そういうのが世界に一個くらいあったって良いでしょ。

YODOGAWA FOLK FES.!!
楽しいことをみんなで作りましょう。まるで運命的な何かに引き寄せられてる気分。

2006.8.31 植木遊人 AI WO KOMETE

arakawafolkfes2006-08-10

じゃん!

限定グッズその1。
灼熱の夏フェスにはつきものの、タオルです!

色はブルーとピンクの2種類。
YU肉筆のロゴをプリントしました〜。
お値段はなんと1コイン!500円です!!
数が少ないのでお早めのゲットをおススメしまーす。

五月デース。

みなさん、こんにちはー。
いよいよ今週です、ARAKAWA FOLK FES 2006!!

見切り発車気味だった去年同様、今年も勢いで手作りフェスをやってしまいます。
自称、世界最小規模の夏フェスを、是非とも体感しにいらして下さい!


現在、遊人社&五月雨ストアのダブルネームTシャツ&タオルを製作中です。
完成したらこちらに画像をアップしまーす。

それでは週末に荒川でお会いできる事を楽しみにしております!



冷たいビールと素敵な唄を用意しておきます。



五月

会場までの道のり

どうも植木遊人です。
いよいよ迫ってきました「ARAKAWA FOLK FES. 2006」!!
今日はお待たせしました開催地の発表です。

東武東上線 堀切駅から徒歩で約3分の場所で開催決定。先日、現地を下見に行ってきたので、その模様と併せてどうぞー!






①まずはあのドラマでお馴染みの改札ですね。こっちから来たほうがアレっぽい気分に浸れますけど、新宿方面から来られる方はこちらから出られませんから残念。俺ってば意外と新宿鮫だったのね斬り。
車で来られるかたは自己責任でなんとかよろしくっす。





②そしてまたまたやはりあのドラマでお馴染みの歩道橋を渡りますといよいよ土手っぽい空気になりますな。





③この写真を撮っている際に通りかかったおじさんに絡まれてちょっと恥ずかしかったです。





④新宿方面から来られる方は改札を出るとこんな光景が広がっているでしょう。
道路を渡り歩道に入って左へ曲がります。歩道橋を渡る方も土手に入ったら左に曲がりましょう。





⑤ひたすら真っ直ぐ歩きます。





⑥更にひたすらまっすぐ歩きます





⑦この陸橋が見えたらもうすぐ到着!






⑧ゴール!この辺りまで来たらもう分かると思います。






…こんな感じでどうですか?

念の為、スタッフに土手入ってすぐ付近に待機をお願いしますが(おそらく3時45分頃ですね)、準備などで立て込んでしまう可能性もありますので、できるだけ皆さんで協力しあって目的地まで辿りついていただければ、と思います。
とは言え、超簡単な道順です。


合言葉は「土手入って左で真っ直ぐ。陸橋超えたらその辺。」


これで大丈夫。お友達をお誘いあわせの上、ふるってご参加下さいね。

☆ちなみに下見に行った日も真夏日だったのですが、当日はかなりの暑さも予想されます。帽子やタオルなど各自持参されると良いかと(タオルの物販は出ますので、もし良かったらそちらもよろしく)…くれぐれも自己の体調管理に気をつけつつステキなフェスを作りましょう!


次回はフェスならではのグッズ紹介をしたいと思います。お楽しみに。

ではでは。

ARAKAWA FOLK FES.前口上

「3年B組の気持ちになりたい!」「土手で思いっきり青春を謳歌したい!」「したいんじゃ!」ある若者達(2人)のそんな思いから開催された2005年、第一回「ARAKAWA FOLK FES.」。
だだっぴろい土手に自分達の手で方法からステージ、演出までトータルプロデュースするのを基本テーマに、フェスティバルに伴うさまざまな障害を乗り越え無事に慣行できました。
当日、まさに真夏日の荒川土手は多くの若者でごった返し、フォークソングを通じて生まれる新しいサークル、新しい文化の生まれる瞬間、そんな兆しを残しつつ秋風にバトンタッチするかのように打ちあがった夏の終わり。

あれから一年、もはや伝説となったあのフォークフェスティバルが帰ってきたんです!!!
今年は首謀の2人を中心に豪華ゲストも続々決定!いやはやほんとうにフェスっぽくなってきましたよっと。

…参加者も増え、個性的なメンバーが揃っているので、今年がどんな風になるかなんてまだ検討もつきません(今年の仕切りは正直きっちー!!)。快晴だった去年とうって変わって大雨で中止かもしれない。あるいは、少年野球に陣取られて場所が取れないかもしれない。
でも…そんなネガティブシンキングを吹き飛ばす気持ちでとりあえずトライ!やってみなきゃーわからんさ!

どんなに小さなことだって楽しんでるやつがすげーんだよ!そんなテーマで新しいフェスの形を世に提示致します。
なんたって世界中で一番小さな規模の野外フェスです。
たのしいことは待っているだけじゃ一生来ませんよ。一緒につくりましょう。

2006.7.2 植木遊人 AI WO KOMETE